当研究室で博士(理学)を取得した森田瑞基さんが、「令和8年度九州大学学生表彰(学術研究活動表彰)」を受彰しました!
https://www.sls.kyushu-u.ac.jp/news/article/314/
九州大学学生表彰は、九州大学が学生の優れた活動を顕彰する制度です。なかでも森田さんが受彰した「学術研究活動表彰」は、九州大学学生表彰規程において、「学術研究活動において、特に顕著な業績を挙げ、かつ、学界又は社会的に高い評価を受けた者」を対象とするものです。各学府長等から推薦された候補者について選考が行われ、九州大学総長から表彰されます。学生として積み重ねてきた研究成果が、大学全体から評価されたことを意味する大変名誉ある表彰です。
森田さんの研究テーマは、「正常発生とがん転移における血管外遊出メカニズムの比較解析」です。私たちの研究室では、次世代の生命をつくる「始原生殖細胞(PGC)」が、胚の中をどのように移動して生殖腺へ到達するのかを研究しています。森田さんは、その研究から生まれた独自の発想を発展させ、鳥類胚の血管を利用して、ヒトがん細胞が血管から脱出する瞬間を生きた個体内で一細胞レベルで観察できる新しい実験モデルを開発しました。さらに、正常な発生過程を移動する生殖細胞と、転移するがん細胞を比較することで、一見まったく異なる二つの細胞が、血管を越える際に共通した細胞運動を利用することを明らかにしました。
森田さんは研究室在籍中、この研究を国際誌に発表するとともに、日本分子生物学会年会や日本機械学会バイオエンジニアリング講演会でも研究成果が高く評価されました。そして今回、その一連の研究活動が九州大学学生表彰につながりました。
森田さん、本当におめでとうございます!
森田さんは令和8年10月より、東京農工大学大学院工学研究院・吉野研究室において、日本学術振興会特別研究員(学振PD)として研究を続けています。今後のさらなる活躍を期待しています!


森田さんの研究に関連する頁:
D2の森田瑞基さんが「がん細胞の血管外遊出を細胞レベルで解析するための鳥類胚血管モデル」を発表しました(論文投稿)
森田瑞基さんが第48回日本分子生物学会年会で優秀ポスター賞(MBSJ Poster Award 2025)を受賞しました!
生殖細胞とがん細胞に共通する血管外遊出機構を解明 ― 転移の進化的起源に迫る
森田瑞基さんらの研究成果が、日本経済新聞社にて紹介されました。
森田瑞基さんが第38回バイオエンジニアリング講演会で優秀ポスター賞を受賞しました!
