spacer
Title
最新情報です 本領域の目的 班員名簿 研究課題 ニュースレター 発表論文 最近の成果 ワークショップ アウトリーチ活動 連絡先 班員向け情報


spacer
最新情報・お知らせ(新着順)

2013.3.31  ニュースレター第9号を発行しました
 年2回の発行を続けてきた本新学術のニュースレターも、今号で最終号になります。最終号には、寺島代表を初め、領域の研究計画段階から参画されてきた各計画班から、この5年を振り返った原稿が寄せられました。分子生理学と生態学にまがたる、ミクロからマクロの広範な分野をカバーする多くの研究グループが混在する本領域において、最初はやや当惑しつつも、共同研究や議論を通じて分野間の壁を越えていく様子がうかがえる、いずれも力の入った記事になっています。左メニューの「ニュースレター」よりご覧ください。

[内容]
    巻頭言
  ・新学術領域研究班からの論文紹介
  ・計画班から
    寺島班
      成長呼吸と維持呼吸の高 CO2 応答
      ー気孔コンダクタンスと葉肉コンダクタンスの CO2 環境応答ー
    射場班
      高等植物における CO2 環境応答の分子機構
    小俣班
      高窒素制限条件下の光合成機能と生産性に与える CO2 環境の影響の解明
    柳澤班
      窒素同化能力強化植物を用いた C/N 相互作用に基づく高 CO2 応答ネット
      ワークの解析
    榊原班
      植物ホルモンを介した炭素・窒素栄養バランスの伝達システムの解明
    牧野班
      高 CO2 環境がイネの光合成とバイオマス生産に与える影響の解明
    小池班
      開放系大気 CO2 増加環境での樹木等の光合成と木部生産機能のパラメータ化
    廣瀬班
      植物機能の高 CO2 応答のモデル構築と検証
    伊藤班
      広域スケールの植物高 CO2 応答
  ・新学術領域からの報告
  ・編集あとがき

2014.3.24  2013年度の発表論文
2013年度に発表された論文のリストを作成しました。左メニューの「発表論文」よりご覧ください。

2014.3.10  連載総説第12回掲載の「化学と生物」3月号が出版されました
 新学術研究参画者のオムニバス形式の連載総説「植物の高CO2応答」の第12回が掲載される「化学と生物」の3月号が出版されました。
 第12回は伊藤昭彦さん(国立環境研究所),飯尾淳弘さん(静岡大学),羽島知洋さん(海洋研究開発機構)による、「地球環境変動と植物の応答」です。世界各地の気候データと植物の生育活動データを関連づけたメタ分析および、陸域生態系モデルを適用することによる、植物の高CO
2応答モデルと将来予測を概説されています。
  →化学と生物
  →掲載号目次


なお、この連載総説「植物の高CO2応答」は、昨年(2013年)4月号より連載されてきましたが、来月から掲載誌の他記事と同時に、順次オープンアクセス化されます。下ページに案内が出ますので、是非チェックして下さい。
  →オープンアクセスになった「科学と生物」誌号目次

総説タイトルとオープン化予定月
 [4月] 第1回: 植物と二酸化炭素/彦坂幸毅,寺島一郎
 [5月] 第2回: 高CO2と光合成の生化学/牧野 周
 [8月] 第3回: 高CO2環境に対する落葉樹の応答/
     小池孝良,渡辺 誠,渡邊陽子,江口則和,高木健太郎,佐藤冬樹,船田 良
 [9月] 第4回: FACE 実験による水田生態系の気候変動応答研究/
     臼井靖浩,常田岳志,酒井英光,林 健太郎,長谷川利拡
 [10月] 第5回: 植物の高CO2 応答における遺伝子発現変化/深山 浩
 [11月] 第6回: C/Nバランス調節による植物の代謝・成長戦略/佐藤長緒,山口淳二
 [12月] 第7回: 植物は,なぜ糖尿病を患わないのか?/三宅親弘
 [12月] 第8回: 気孔のCO2応答機構/橋本(杉本) 美海,祢宜淳太郎,楠見健介,射場 厚
 [1月] 第9回: 葉肉コンダクタンス/溝上祐介,寺島一郎
 [2月] 第10回: 光合成誘導反応/唐 艶鴻,冨松 元,深山 浩
 [2月] 第11回: 高二酸化炭素濃度に対する植物の長期的な応答/彦坂幸毅
 [3月] 第12回: 地球環境変動と植物の応答/伊藤昭彦,飯尾淳弘,羽島知洋

2014.3.3  Plant & Cell Physiolosy誌の特集号が出版されました
 新学術研究参画者の執筆による、Plant & Cell Physiolosy誌の特集号 "Special Focus Issue: Plant Response to CO2" が発刊されました。本領域で得られた最新の知見が掲載されています。特集記事はいずれもOpen Accessになっており、どなたでもアクセスできますので、ぜひご覧下さい。
 → Plant & Cell Physiolosy誌
 → 特集号のページ

[寄稿論文一覧]
Ichiro Terashima, Shuichi Yanagisawa, and Hitoshi Sakakibara
Plant Responses to CO2: Background and Perspectives

Juntaro Negi, Mimi Hashimoto-Sugimoto, Kensuke Kusumi, and Koh Iba
New Approaches to the Biology of Stomatal Guard Cells

Izumi C. Mori, Jiye Rhee, Mineo Shibasaka, Shizuka Sasano, Toshiyuki Kaneko, Tomoaki Horie, and Maki Katsuhara
CO2 Transport by PIP2 Aquaporins of Barley

Koichi Tsutsumi, Masae Konno, Shin-Ichi Miyazawa, and Mitsue Miyao
Sites of Action of Elevated CO2 on Leaf Development in Rice: Discrimination between the Effects of Elevated CO2 and Nitrogen Deficiency

Takushi Hachiya, Daisuke Sugiura, Mikiko Kojima, Shigeru Sato, Shuichi Yanagisawa, Hitoshi Sakakibara, Ichiro Terashima, and Ko Noguchi
High CO2 Triggers Preferential Root Growth of Arabidopsis thaliana Via Two Distinct Systems Under Low pH and Low N Stresses

Nobuyuki Takatani, Takuro Ito, Takatoshi Kiba, Marie Mori, Tetsuro Miyamoto, Shin-ichi Maeda, and Tatsuo Omata
Effects of High CO2 on Growth and Metabolism of Arabidopsis Seedlings During Growth with a Constantly Limited Supply of Nitrogen

Shoki Aoyama, Thais Huarancca Reyes, Lorenzo Guglielminetti, Yu Lu, Yoshie Morita, Takeo Sato, and Junji Yamaguchi
Ubiquitin Ligase ATL31 Functions in Leaf Senescence in Response to the Balance Between Atmospheric CO2 and Nitrogen Availability in Arabidopsis

Shigeru Sato and Shuichi Yanagisawa
Characterization of Metabolic States of Arabidopsis thaliana Under Diverse Carbon and Nitrogen Nutrient Conditions via Targeted Metabolomic Analysis

Kentaro Kaneko, Takuya Inomata, Takahiro Masui, Tsutomu Koshu, Yukiho Umezawa, Kimiko Itoh, Javier Pozueta-Romero, and Toshiaki Mitsui
Nucleotide Pyrophosphatase/Phosphodiesterase 1 Exerts a Negative Effect on Starch Accumulation and Growth in Rice Seedlings under High Temperature and CO2 Concentration Conditions

Daisuke Takagi, Hironori Inoue, Mizue Odawara, Ginga Shimakawa, and Chikahiro Miyake
The Calvin Cycle Inevitably Produces Sugar-Derived Reactive Carbonyl Methylglyoxal During Photosynthesis: A Potential Cause of Plant Diabetes

Chihiro K. Watanabe, Shigeru Sato, Shuichi Yanagisawa, Yukifumi Uesono, Ichiro Terashima, and Ko Noguchi
Effects of Elevated CO2 on Levels of Primary Metabolites and Transcripts of Genes Encoding Respiratory Enzymes and Their Diurnal Patterns in Arabidopsis thaliana: Possible Relationships with Respiratory Rates

Zhongrui Duan, Ayumi Homma, Megumi Kobayashi, Noriko Nagata, Yasuko Kaneko, Yuki Fujiki, and Ikuo Nishida
Photoassimilation, Assimilate Translocation and Plasmodesmal Biogenesis in the Source Leaves of Arabidopsis thaliana Grown Under an Increased Atmospheric CO2 Concentration

Minaco Adachi, Toshihiro Hasegawa, Hiroshi Fukayama, Takeshi Tokida, Hidemitsu Sakai, Toshinori Matsunami, Hirofumi Nakamura, Ryoji Sameshima, and Masumi Okada
Soil and Water Warming Accelerates Phenology and Down-Regulation of Leaf Photosynthesis of Rice Plants Grown Under Free-Air CO2 Enrichment (FACE)

Charles P. Chen, Hidemitsu Sakai, Takeshi Tokida, Yasuhiro Usui, Hirofumi Nakamura, and Toshihiro Hasegawa
Do the Rich Always Become Richer? Characterizing the Leaf Physiological Response of the High-Yielding Rice Cultivar Takanari to Free-Air CO2 Enrichment


2014.2.3  連載総説第10、11回掲載の「化学と生物」2月号が出版されました
 新学術研究参画者のオムニバス形式の連載総説「植物の高CO2応答」の第10回、第11回がダブル掲載される「化学と生物」の2月号が出版されました。
 第10回では唐艶鴻さん,冨松元さん(国立環境研究所),深山浩さん(神戸大学)による、「光合成誘導反応」です。高CO
2環境下における、光強度変化に対する植物の光合成速度の応答反応と、植物の物質生産に及ぼす影響について解説されています。
 第11回では彦坂幸毅さん(東北大学)による、「高二酸化炭素濃度に対する植物の長期的な応答」です。 高CO
2チャンバーや屋外でのFACE(開放系大気CO2増加実験)による生育データから、光合成や物質分配など成長に関連するパラメーターの高CO2応答の種間差、環境依存性、およびそれらのモデル化について解説されています。
  →化学と生物
  →掲載号目次

2014.1.28  第61回日本生態学会広島大会で企画集会を開催します
 3月14日(金)〜18日(火)の日程で行われる第61回日本生態学会広島大会において、「CO2応答の生態学」というテーマで企画集会を開催します。本企画集会では、この新学術領域研究の成果を中心として、個葉から群落、地球スケールの植物の高CO2応答に関する最新の研究成果を紹介します。
 CO
2 応答を軸として、異なる手法、スケール、表現型パラメータを対象とした研究コンソーシアムによる包括的解明に向けた取り組みを示し、今後の地球環境問題の解決に向けた生態学のあるべき方向を議論します。皆様のご参加をお待ちしております。参加には大会への登録が必要です。詳しくは大会ホームページ<http://www.esj.ne.jp/meeting/61/>をご覧下さい。

---------[プログラム]---------
日時:2014年3月18日(火) 9時30分〜11時30分
会場:広島国際会議場 H 会場
タイトル:CO
2応答の生態学(T25)
企画者:伊藤昭彦(国環研), 彦坂幸毅(東北大・院・生命科学)

趣旨説明: 彦坂幸毅(東北大)

1. 開放系大気 CO
2 増加に対するカバノキ属 3 種の成長・光合成応答
 渡辺 誠, 原 悠子, 伊藤 寛剛, 及川 聞多, 毛 巧芝, 王 暁娜,渡辺 陽子(北大), 船田 良(農工大), 高木 健太郎, 佐藤 冬樹, 小池 孝良(北大)

2. 水田生態系の高 CO
2 応答~イネ-土壌系の炭素・窒素フローとメタン発生に着目して~
 常田 岳志, 酒井 英光, 林 健太郎, 臼井 靖浩, 中村 浩史, 長谷川 利拡(農環研)

3. CO
2 噴出地の生態学
 彦坂 幸毅, 上田 実希(東北大), 長田 典之(北大), 小野田 雄介(京大)

4. 植物高 CO
2 応答の広域スケール評価
 伊藤 昭彦, 安立 美奈子, 野田 響, 仁科 一哉, 千田 昌子, 中河 嘉明(国環研), 飯尾 淳弘(静岡大), 羽島 知洋(JAMSTEC)

コメンテータ: 寺島一郎(東大)
-----------------------------------

2014.1.28  第55回日本植物生理学会年会でシンポジウムを開催します
 3月18日(火)〜24日(木)の日程で行われる第55回日本植物生理学会年会において「植物の三大栄養素(N-P-K)の感知と利用の新理解」というテーマでシンポジウムを開催します。
 近年、植物生長に本質的な影響を及ぼす三大栄養素の窒素、リン、カリウムの感知・吸収・利用の分子メカニズムについて理解が進んできています。そこで、これら三大栄養素に焦点を置いたシンポジウムを企画致しました。高CO
2応答機構との接点も多数見出せるかと思います。皆様のご参加をお待ちしております。学会シンポジウムですので、参加には大会への登録が必要です。詳しくは大会ホームページ(http://www.jspp.org/toyama/)をご覧下さい。

---------[プログラム]---------
日時:2014年3月18日(火) 9時30分〜12時35分
会場:富山大学五福キャンパス
タイトル:植物の三大栄養素(N-P-K)の感知と利用の新理解
オーガナイザー:榊原 均(理研・CSRS)
        小俣 達男(名大・院・生命農学)
        柳澤 修一(東大・生生)

はじめに:榊原 均(理研・CSRS)

1. 窒素栄養に応答したサイトカイニン生合成調節機構は複数存在する
 榊原 均,木羽 隆敏,信定 知江(理研・CSRS)

2. 植物の硝酸応答機構研究の新展開
 柳澤 修一,小西 美稲子,鈴木 渉(東大・生生)

3. イネ根におけるアンモニウム態窒素吸収の負の制御の新理解
 早川 俊彦,山谷 知行(東北大・院・農)

4. 光合成生物の窒素過剰に対する応答の新理解
 小俣 達男,高谷 信之,Chang Yajun,上坂 一馬,前田 真一(名大・院・生命農学),井原 邦夫(名大・遺伝子),木羽 隆敏(理研・PSC),伊藤 卓朗(慶應大・先端生命研),兼松 璃々子,愛知 真木子(中部大・応用生物)

5. 植物におけるリン環境認識とリン利用の新しい視点
 三村 徹郎,大西 美輪,姉川 彩,栗田 悠子,岡田 和哉,益田 陽平,菅野 里美,深城 英弘(神戸大・理・生物),馬場 啓一(京大・生存研)

6. リン欠乏条件下に誘導される新規の植物脂質の同定とその生理学機能の解明
 岡咲 洋三,斉藤 和季(理研・CSRS)

7. 植物生存を支えるカリウム輸送
 魚住 信之,浜本 晋,七谷 圭(東北大・院・工)

おわりに:小俣 達男
-----------------------------------

2014.1.22  連載総説第9回掲載の「化学と生物」1月号が出版されました
 新学術研究参画者のオムニバス形式の連載総説「植物の高CO2応答」の第9回が掲載された「化学と生物」の1月号が出版されました。
 第9回では溝上祐介さんと寺島領域代表(東京大学)による、「葉肉コンダクタンス」です。 植物のCO
2吸収および光合成の律速要因の一つである葉肉コンダクタンスと、その調節メカニズムについて解説されています。
  →化学と生物
  →掲載号目次

2013.12.24  イネFACE実験の研究成果が「農林水産研究成果10大トピックス」に選定されました
 本新学術領域が支援しており、本年3月にプレスリリースされたイネFACEの研究成果「高CO2濃度によるコメの増収効果は高温条件で低下 ―気候の違う2地点のFACE(開放系大気二酸化炭素増加)実験により確認―」が、農林水産技術会議 事務局による 「2013年農林水産研究成果10大トピックス」に選定されました。
 コメ生産に及ぼす温暖化の影響の予測精度向上と、高濃度CO
2を効率的に利用出来る品種の開発に向けての重要な成果として評価されたものです。
  →農林水産技術会議事務局

2013.12.5  連載総説第7、8回掲載の「化学と生物」12月号が出版されました
 新学術研究参画者のオムニバス形式の連載総説「植物の高CO2応答」の第7回、第8回がダブル掲載される「化学と生物」の12月号が出版されました。
 第7回では三宅親弘さん(神戸大学)による、「植物は,なぜ糖尿病を患わないのか?」です。高CO
2環境下の光合成促進に伴い蓄積する毒性の糖代謝副産物とのその酸化障害から植物を守るメカニズムについて、シロイヌナズナの突然変異株から得られた知見を解説されています。
 第8回では橋本(杉本)美海さん、祢宜淳太郎さん、楠見健介さん、射場厚さん(九州大学)による、「植物の高CO
2応答」です。 サーモグラフィーカメラを用いて単離された変異株と原因遺伝子を中心として、気孔形成、機能のCO2応答の分子メカニズムが解説されています。
  →化学と生物
  →掲載号目次

2013.11.25  第4回若手ワークショップが開催されました
  第4回若手ワークショップが2013年10月30日から11月1日まで開催され(2泊3日)、廣瀬班はその企画・運営を担当させていただきました。今回は宮城県蔵王町の宮城蔵王ロイヤルホテルを会場に、全国から75名の方々にご参加いただきました。紅葉は例年より遅めで、大会期間中は蔵王連峰の中腹が見頃となっておりましたが、2日目のエクスカーションでは、途中の紅葉は見ることができましたが、山頂の天候が悪く、お釜(火口湖)をご覧頂くことができず、企画側としても大変残念でありました。しかし、4回目、最終年度ということもあり、例年以上にすばらしい発表が多く、また、研究分野をまたいだ交流が深まっていると感じられ、裏方をさせていただいた私たちとしても、嬉しく思っております。
→続きを読む
(小口理一・尾崎洋史・上田実希(廣瀬班・東北大学))
2012wakate

2013.11.12  祝!  和田英太郎京都大学名誉教授が瑞宝中綬章を受章
 秋の叙勲で、評価助言委員の和田英太郎京都大学名誉教授が瑞宝中綬章を受章されました。おめでとうございます。
   →京都大学広報
   →ご自身の語りによる、和田名誉教授の研究プロフィール(JT生命誌研究館)

2013.11.12  連載総説第6回掲載の「化学と生物」11月号が出版されました
 新学術研究参画者のオムニバス形式の連載総説「植物の高CO2応答」の第6回が掲載される「化学と生物」の11月号が出版されました。第6回では佐藤長緒さん、山口淳二さん(北海道大学)による、「C/Nバランス調節による植物の代謝・成長戦略」です。 植物のCO2応答において重要な意味を持つ炭素・窒素バランス(C/Nバランス)およびその制御に関与する分子の機能、細胞内物質分配、ソース・シンク制御のしくみを解説されています。
  →化学と生物
  →第6回掲載号目次

2013.10.4  連載総説第5回掲載の「化学と生物」10月号が出版されました
 新学術研究参画者のオムニバス形式の連載総説「植物の高CO2応答」の第5回が掲載される「化学と生物」の10月号が出版されました。第5回では深山 浩さん(神戸大学)による、「植物の高CO2応答における遺伝子発現変化」です。高CO2条件下で発現変動する遺伝子の特定と、光合成馴化システムとの関連について解説されています。
  →化学と生物
  →第5回掲載号目次

2013.10.4  IPCC作業部会報告書が公表されました
 IPCC第五次評価報告 第1作業部会報告書(自然科学的根拠)が公表されました。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル: Intergovernmental Panel on Climate Change)は、人為起源による気候変動、影響、適応及び緩和方策に関し、科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として、1988 年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により設立された組織です。今回の報告書は、2007年の第4次評価報告書以来6年ぶりとなるもので、この間に出された新たな研究成果に基づく、地球温暖化に関する自然科学的根拠の最新の知見がとりまとめられています。今後本報告書は、「気候変動に関する国際連合枠組条約」をはじめとする、地球温暖化対策のための様々な議論に科学的根拠を与える重要な資料となります。

植物の活動は気候変動に大きな影響を受け、さらにその活動は地球環境に大きな影響を与えます。本新学術領域「植物の高CO
2応答」の目的の一つが、植物と地球環境変化の関係のモデルの精度を向上し、現状把握や将来予測の精度を向上することにあります。

本報報告書の作成に当たっては我が国の研究者が多くの貢献を果たしました。本新学術領域からは伊藤班が大きく貢献し、Ito and Inatomi (2012) (→業績リスト参照)など6章・9章・12章に伊藤班の論文が多数引用されています。

下記よりfinal draftのPDFをダウンロードできます。
http://www.ipcc.ch/

文科省からの報告もご参照ください。日本語の概要(速報版)もダウンロードできます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/09/attach/1340067.htm


→これより以前の記事

主な更新履歴

2013.11.25 : トップページに第4回若手ワークショップの報告を掲載
2013.9.9 : トップページに「化学と生物」9月号の連載情報を掲載
2013.8.22 : アウトリーチ活動を更新
2013.8.21 : トップページに寺島一郎領域代表の執筆本の情報を掲載
2013.8.21 : トップページに「化学と生物」の連載情報を掲載
2013.8.16 : トップページを更新
2013.7.22 : トップページを更新
2013.6.5 : トップページにシンポジウム情報を掲載
2013.5.23 : トップページを更新
2013.4.8 : トップページに「化学と生物」の連載情報を掲載
2013.3.19 : トップページを更新
2013.1.31 : ニュースレター第7号を公開
2013.1.31 :トップページを更新
2012.1.31 : アウトリーチ活動を更新
2012.11.30 : 第7回班会議概要を「班員向け情報:班会議」に掲載
2012.7.13 : ニュースレター第6号を公開
2012.7.13 : アウトリーチ活動を掲載
2012.7.13 : WEBページの体裁を一部変更
2012.7.4 : 組織の再編に伴い、班員名簿と課題を更新
2012.6.10 : 組織の再編に伴い、班員名簿と課題を更新
2012.6.1 : 2011年度に発表された研究論文を「発表論文」ページに掲載
2012.1.17 : ニュースレター第5号を公開
2011.11.29 : トップページに若手の会、領域主催シンポジウムの報告を掲載しました。
2011.7.15 : ニュースレター第4号を公開
2011.6.18 : 「ワークショップ、シンポジウム」に第2回若手の会の情報を掲載しました。
2011.6.18 : 「ワークショップ、シンポジウム」に植物学会大会、生化学会大会の関連シンポジウムの情報を掲載しました。
2011.4.6 : 2010年度に発表された研究論文を「発表論文」ページにまとめました
2011.1.18 : ニュースレター第3号を公開
2011.1.3 : 「第1回若手ワークショップ」の報告をトップページに掲載しました。
2010.8.27 : 「ワークショップ、シンポジウム」に第1回若手ワークショップの情報を掲載しました。
2010.8.03 : 班員向けページをオープンにしました(パスワードプロテクト解除)
2010.8.03 : メニューの構成を変更しました。
2010.8.01 :「ワークショップ、シンポジウム」更新しました。
2010.7.05 :「ニュースレター」にニュースレターvol.2を掲載しました。
2010.6.04 :「ワークショップ、シンポジウム」を新設しました。
2010.4.24 :「研究成果紹介」を新設しました。
2010.4.13 :「公募班名簿」を新設しました。
2010.4.1 :トップページに「お知らせ」を設定しました。
2010.2.22 :「ニュースレター」ページのレター閲覧にHTMLフォーマットを用意しました。
2010.1.4 :「ニュースレター」ページを新設しました。
2009.9.10 :「公募研究」に公募研究の募集要項を掲載しました.
2009.7.29 :「班会議・シンポジウム」にstart-up会議の情報を掲載しました.
2009.7.28 : ホームページを公開しました.

borderline
borderline