細胞機能学研究室 Laboratory of Functional Cell Biology

講師
中條 信成初期発生過程における細胞周期制御
助教
今福 泰浩数理モデルを用いた生命科学の諸現象の解析
助教
奥本 寛治細胞内小器官の形成と機能に関する研究
講師
山脇 兆史昆虫における運動制御の神経機構
准教授
寺本 孝行

当研究グループは5名の教員で構成されており、それぞれの教員が独立したテーマで研究をしています。 材料も手法もさまざまですが、それぞれの研究が発展できるように、お互いに協力しながら研究を行っています。 多様な教員の協力体制によって、広い視野と多彩な研究技術を身につけた学部学生と大学院生を育成することを目指しています。

初期発生過程における細胞周期制御

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たった1個の受精卵は細胞分裂を繰り返しながら複雑な個体を形成します。 つまり発生過程は、調和のとれた細胞増殖の結果といえます。 私たちは基本的な細胞増殖の制御機構を研究すると共に、 その研究を基に個体発生機構を解明しようとしています。

数理モデルを用いた生命科学の諸現象の解析

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神経科学や生物物理学において研究されている諸現象、 例えばシナプス伝達における短期可塑性や分子モーターによる細胞内物質輸送などを、 数理モデルを用いて解析しています。

細胞内小器官(オルガネラ)の形成と機能に関する研究

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細胞、とくに高等真核生物の細胞の内部には 様々な細胞内小器官(オルガネラ)が高度に発達しています。 各オルガネラは独自の機能を持ち、さらに異なるオルガネラが協調してはたらくことで細胞の生命活動が維持されます。 オルガネラが特有の形態や機能を持つ仕組みや、 細胞内外の環境変化に応答したオルガネラ機能の制御などについて研究しています。

昆虫における運動制御の神経機構

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カマキリが餌を捕獲する時、餌の位置に応じて前肢(鎌)の動きが変化します。 感覚情報に応じて適切な運動指令を生成する機構は「感覚運動変換」と呼ばれますが、その仕組みはよくわかっていません。 カマキリ神経系の構造や機能を調べることで、感覚運動変換を担う神経回路の解明を目指しています。

References

  1. Yamawaki, Y (2019) J. Comparative Neurology 527: 1161-1178.
  2. Tanaka, A. J. et al. (2019) Cold Spring Harb. Mol. Case Stud. 5: a003483.
  3. Yoshitome, S., et al. (2019) Biochem. Biophys. Res. Commun.. 515: 139-144.
  4. Okumoto, K. et al. (2018) J. Cell Biol. 217: 619-633.
  5. Imafuku, Y., et al. (2018) Neuroscience 369: 374-385.
  6. Yamawaki, Y (2017) Ecological Entomology 42 (Suppl. 1): 39-50.
  7. Suzuki, K., et al. (2015) Sci. Rep. 5: 7929.
  8. Imafuku, Y., et al. (2012) J. theor. Biol 312: 96-104.

連絡先: 〒819-0395 福岡市西区元岡744
九州大学大学院 理学研究院 生物科学部門 細胞機能学研究室
中條 信成、今福 泰浩、奥本 寛治、山脇 兆史、寺本 孝行