2023年度 研究体験コース・活動報告

2023年度の西風塾研究体験コースは、3月16日〜21日に伊都キャンパスと馬出キャンパスで開催し、計11名(理6名、薬2名、農3名)の学生が参加してくれました。

初日は、伊都キャンパスでの研究室見学や全体ガイダンスを行いました。夜には、交流会を開催し、その際、参加学生はくじ引きで片山研・藤田研・高橋研・沼田&真柳研の4つの研究室に配属されました。交流会では、参加学生と教員との白熱したディスカッションが行われ、研究に対する熱意や意欲を感じました。

2日目からは各研究室で実験を開始しました。藤田研では、がん細胞株を用いて、遺伝子発現ベクターのトランスフェクションを行いました。トランスフェクション操作はクリーンベンチで行い、なれない操作に苦戦しながらも、無事に予定していた実験を行うことができました。

トランスフェクションを行っている様子

3日目は、馬出キャンパスでの研究室見学を行いました。4日目と5日目は、遺伝子導入した細胞を回収し、発現しているタンパク質をウェスタンブロッティングにて解析しました。また、5日目には最終日の発表に向けて先輩たちとともに夜遅くまで準備に励んでいました。

電気泳動を行っている様子

そして最終日は、研究室ごとに研究内容の発表会を行いました。教員やTAからの質問に非常にしっかりとした受け答えをしており、とても有意義な発表会でした。発表会の後には、藤田研出身の嘉山皓太先生による講演会が行われました。製薬会社での実体験の話やこれから社会人になる学生に向けての助言など、非常にためになるお話をしていただきました。

反省会では、オードブルやお寿司、ピザなどを食べながら学生同士や教員との交流が行われ、6日間をしっかりと振り返ることができました。反省会の中盤には、最優秀発表賞の表彰が行われ、片山研に配属された学生さんたちが受賞しました。来年度も活気あふれた有意義な会になることを楽しみにしています。

表彰式の様子
集合写真

医薬細胞生化学 M1 小久保