2022年度 研究体験コース・活動報告

2022年度の西風塾研究体験コースは、3/23 (木)〜3/28 (火)の日程で伊都キャンパス、および馬出キャンパスで行われました。医2名・薬2名・理9名・農5名の計18名が参加してくれました。

初日は、伊都キャンパスでガイダンス、研究室見学、全体での交流会を行いました。全体での交流会の際には、参加者が一人ずつ自己紹介を行った後に、研究室の学生との顔合わせとして交流会を行いました。参加者全員の自己紹介は、とても個性的で印象深かったです。

2日目からは、それぞれが配属され研究室で研究体験を行いました。農学部生物化学研究室は、2022年度で石野良純先生と石野園子先生が定年退職されるということもあり、これまで体験コースで扱ってきたEndoMSとPCNAに関するテーマから急遽変更になり、CRISPR-Cas9に関するテーマで体験実習を行うことになりました。そのため、一から実験書と学生への説明用スライドを作成することになり、一時はうまくいくのか心配でしたが、協力してくれたTA の皆さんのおかげで、無事に予定していた実験を全て行うことができました。また、参加してくれた学生の皆さんも積極的に質問をしてくれたので、TAはこれまでに学んできたことをわかりやすく、適切に伝える訓練になったと思います。

農学部生物化学研究室は、薬学部の真柳先生とも合同で研究体験を行なっているので、3日目と4日目は馬出キャンパスで実習を行いました。馬出キャンパスでの実習では、電子顕微鏡を用いて単粒子解析を行いました。電子顕微鏡による生体分子の構造解析は、現在非常に注目されている分野であるため、最先端の技術に触れることができて非常に良かったと思います。

電顕の操作を行なっている様子
構造解析を行なっている様子

最終日は、研究体験コースで学んだ内容の発表会を行いました。
日々の実習やTAとのディスカッションで学んだことがしっかりと活かされており、非常に分かりやすい説明としっかりとした質問対応ができていたと思います。また、どこの研究室の発表も非常に丁寧でわかりやすかったと思います。

発表会の後は、反省会を行いました。今年度の反省会はコロナ明け初のお酒を交えた反省会でした。6日間の研究体験コースを通して仲が深まったことで、1日目の交流会とは打って変わって和やかに6日間を振り返ることができました。
来年度の西風塾も個性的なメンバーが集まることを楽しみにしています。

最終日の全体写真

生物化学 M2 亀甲