2021年度 研究体験コース・活動報告

今年の西風塾研究体験コースは3月8日〜14日の間で開催され、15名の学生(理4名・医3名・薬4名・農4名)が参加してくれました!

初日、学生は伊都キャンパスで全体ガイダンスや研究室見学を行った後、ランダムに理・医・薬・農学部5つの研究室に割り当てられました。各研究室グループで集まっての自己紹介、そして全体での自己紹介では、コロナ禍のオンライン授業で発散しきれず溜まっていた参加者皆さんの好奇心や熱意が溢れていました。

2日目からは各研究室に分かれて実験開始!片山研では第1期から変わらぬ大腸菌変異株の培養やフローサイトメトリー解析による株当てクイズを実施しました。初めての実験操作に苦戦しながらも、TAや学生同士で熱心にディスカッションし、楽しみながら実験していました。株当てクイズはもちろん大正解!

↓薬学部片山研での実験の様子。協力して頑張っています!

最終日前日、参加者は例年通り深夜まで実験内容をスライドにまとめて全体発表会の準備に励んでいました。どんな質問が飛んでくるのか経験のない初めての学生にとって質疑応答の準備はとても難しいものです。聞いてもらう人にどうすれば理解してもらえるか、質疑応答でちゃんと答えられるか、試行錯誤とディスカッションを重ねながら準備を進めていました。

最終日…いよいよ発表会。

どのグループも始めは緊張していましたが、参加者や教員、TAの前で堂々と自分達の研究内容を発表する姿は素晴らしかったです!発表の完成度も高く、学生同士での質疑応答も活発で、教員からの厳しい質問に対してもしっかり受け答えできていました。第1期からずっと見てきましたが年を重ねるごとに発表のクオリティが高くなるのを実感し、毎回驚かされています。

全体講評後に学生一人ずつ前に出て感想を。

学生からは初めての実験や発表が新鮮で楽しかった、参加して良かったとの声があり、教員やTAも一安心でした。また、初日の配属決定時では他学部の学生と同じグループになり、まだ学生同士の距離がありましたが、協力して実験やディスカッションを進めていくにつれてお互いに打ち解けて深い絆が生まれたようでした。反省会は残念ながらお酒なしでしたが…

学部や年齢を越えた西風塾参加者の繋がりは研究室に配属されてからも、社会に出てからも続きます。私、加生が第1期生として参加した研究体験コースで育んだ教員の方々や参加者の繋がりは今でもかけがえのないもので、言わば西風塾という家族の一員になったような感覚です。この経験と繋がりをこれからも大切にしてほしいと思います!

文責:加生(助教、西風塾研究体験コース第1期生)、鶴田(TA、修士1年)